わんこは私たちの大好きな家族の一員。だからこそ大事にしたいですよね。特にシルバーエイジになってからのお世話を万全にしてあげたいものです。
わんこも12歳を過ぎると歩くスピードも前よりはゆっくりになります。また今まではご飯をぺろりと平らげていたのに、気づくと食欲が落ちていると感じる瞬間も…。
そんな変化に気づいたらどうしたらいいでしょうか。
シルバーわんこの幸せと、飼い主である私たちの心の準備のために知っておきたいことをまとめました。この記事を読めばシルバーわんことの時間をより豊かに、そして後悔することなく過ごすためのヒントを得られます。
1.健康管理と早期発見
どの年齢のわんこにとっても健康管理はパパママの義務です。特に、シルバーわんこになってくると、もっと重要なのは言うまでもありません。そのためには定期的な健康チェックと異変への素早い対応が求められます。
どんな点に気を付けたらいいでしょうか?
①関節炎
「歩き方ってこんなぎこちなかったかな?」「前よりも立ち上がる時のタイミングが遅くなったかも?」「前はピョンピョン飛んでたのに、いつのまにかソファに飛び乗れなくなった」などが見られたら、関節炎の初期症状かもしれません。少し前の日常生活や散歩のときの動画と見比べたりすると発見しやすいかもです。
②認知症
また、「トイレに失敗した」「散歩中にほかのわんこと会っても興味を示さない」「家の中で急に動けなくなる」などは認知症の初期症状でよくみられるものです。
③聴力低下
さらに「以前出来ていたコマンドができなくなった」「名前を呼んでも無反応」などは聴力が低下してきた証拠とも言われています。
実際に「食欲不振を『歳だから仕方ないか』と放置したら、実は腎臓病だった。もっと早く病院に連れて行ってあげれば、苦しみを減らせたかもしれない」(飼い主Aさんの声)なんて声を聴くとやはり健康管理と早期発見は大事だと感じるのではないでしょうか。
出来るなら体重変化や排泄の記録を取ることをお勧めします。それをもって半年に1回は動物病院で検査すると、経過に関する情報をドクターにお見せできるので、よりよいケアやアドバイスを期待できます。
2.快適な生活環境の整備
パパママ的には、シルバーわんこが過ごしやすい環境を作りたいと思うものです。どんな工夫ができるでしょうか?まとめてみました。
①移動支援
例えば滑らないマットや階段回避用のスロープなどを取り付けてあげるだけで、シルバーわんこの負担を減らすことができます。「階段から落ちて足を痛めたとき、『スロープを用意しておけば』と悔やんだ。痛がる姿を見るのが辛かった」(飼い主Bさんの声)
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②温度管理
どうしても人間にとって快適な温度とわんこにとって快適な温度には違いがあるものです。それで暖房・冷房で体温調節をサポートするためのグッズなどが用意できそうです。
③睡眠スペース
運動機能が低下してしまうために、低めのベッドを用意してあげたり、柔らかい肌触りのものにしてあげたりするのも大事です。
まとめてみると、シルバーわんこの状況をよく観察して、危険になりそうな箇所やシチュエーションを早めに改善しておきましょう。
3.食事と栄養の工夫
シルバーわんこには、年齢に合わせたフードの切り替えが必要です。
①消化しやすいフード
シルバーわんこは当然内蔵機能も少しずつ弱まってしまいます。それで、年齢に合わせたフードの切り替えが求められます。シルバー用ウェットフードがお勧めです。
②水分の確保
どうしても年齢を重ねると水分不足が心配です。ウェットフードには、水分補給の助けになるという側面があります。また水飲み場を物理的に増やして、どこでも飲めるようにしてあげるのも助けになります。
③食欲不振の時には…
どうしても食べてくれない場合には、手で食べさせてあげるのも必要かもしれません。また少し温めてあげると食いつきがよくなるという話もあります。(この辺りはわんこの個性や好みによる)「歯が悪いのを知らず硬いフードを与え続けたら、歯茎が傷ついて食べられなくなった。柔らかいものに変えればよかった」(飼い主Cさんの声)
いずれにしてもドクターと相談しつつ少しずつ試しながら様子をみてベストなやり方を見つけましょう。
4.精神的なケアとコミュニケーション
シルバーわんこの感情と、飼い主であるパパママの感情の両方が大事です。虹の橋を渡るときまで、わんこには楽しい思いをしてほしいと誰もが思うはずです。
①短時間でも質の高いふれあい
パパママも忙しいのは重々承知です。でもわんこは人間の5倍から6倍のスピードで人生(犬生)が進んでいきます。だから少しでも触ってあげたり、話しかけてあげましょう。「忙しくて相手をしない日が続き、最後に『もっと遊んであげれば』と泣いた。認知症が進む前にもっと抱っこすればよかった」(飼い主Dさんの声)
②ストレス軽減
最後の思い出にいろいろな場所に連れて行ってあげたいと思いますか?もしかしたら、それは私たち人間だけのワガママなのかもしれません。シルバーわんこにとっては静かな環境や普段のルーティン通りの生活のほうが安定することが多いと言われています。
③別れへの心構え
虹の橋を渡る前に写真や動画をたくさん撮りましょう。できればパパママと一緒に撮るようにしましょう。後々になって、とても貴重で輝かしい思い出のスナップになります。
いずれにしてもシルバーわんこの体調やペースに合わせてあげると、わんこもパパママも後悔することを減らせるでしょう。
まとめ
シルバーわんこのお世話は大変なことも多いと思います。それでも小さな工夫で大きな違いが生まれます。
①健康管理②環境③食事④精神ケアの重要性についてまとめました。虹の橋を渡った後で「ああすればよかった」という後悔を少しでも減らすために、今から行動を起こしてみませんか。
12歳以上のシルバーわんこは、私たちにとってかけがえのない存在です。虹の橋を渡るその時まで、寄り添うことが何よりの贈り物です!
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